マッチングアプリ体験記⑤の続き。
翌日のアポは千葉の方でした。
場所もちょっと遠いケド、行けなくもない距離感。まぁ許容範囲内。生涯の伴侶が見つかるなら何処でもいいぜ。
夕食を食べる約束をしてて。
こんなこと言うのもアレなんですが、会うまであんまり期待していませんでした。
そんなに好みじゃないかもなぁって。
マッチングアプリの利点であり、欠点なのはまずビジュアルから入ってしまうことですね。顔面スタートは僕にとっても不利です。
で、会ってみて感想。
アレ?美人じゃね?
写真の1.5倍は綺麗な方でした。本当に失礼致しました。
夕食を食べながら、チラッとそんな話をしたら
「写真盛って、実際会ってガッカリされたくないですし。笑」
と。
マッチングアプリの良心。写真盛ってる女子。全員一回反省しろ。
ただその方、男性の画面から見ても、明らかにいいね数が少なかったんですよね。
リーチが減る分、損もしているような気もしますが…。
でも、どこで篩にかけるかは人それぞれですからね。
それでも、会うことにしたのは、趣味意気投合したんですよね。
僕は映画が好きで、その方とマッチングした日、たまたま「ミッドサマー」という映画を観た日だったんですよね。
ミッドサマーを知らない人にザックリお話すると。
「カルト教団の祝祭に若者が巻き込まれて、生贄と称してジジイとババアが飛び降り自殺したり、人をグッチャグチャに潰したり、熊の皮剥いだだり、ヤベェ薬盛られたり、最後はとんでもねぇエンドを迎える映画」
なんですけど
平日夜の仕事終わりに、ミッドサマーを1人で観に行ってたんですんね。こういう事が僕の日常なんですが。
「映画お好きなんですね!最近何かご覧になられましたか?」って聞かれて
「今日ミッドサマー観ました!」っと返したところ
「私もめちゃくちゃ楽しみにしてるんです!!ネタバレしない程度に感想聞かせてください!」って返ってきて
あ。もしかして同じ人種か?と。
※以下は映画馬鹿の戯言なので太字まで飛ばしてくれても大丈夫です。
ミッドサマー自体はそこそこヒットした映画なんですけど
同監督アリ・アスターさんの前作ホラー「ヘレディタリー/継承」はあんまり浸透してなくて。日本では微妙だったんですね。
監督も長編映画初で。ただ、当時は監督名より制作会社に注目が集まってて。A24(ここ数年ヒット作連発中の制作会社)が作るなら観るかぐらいの気持ちで映画館に行ってみたら…
めっちゃくちゃ気味悪い映画で最高じゃねぇか!!!
「次回作も絶対映画館行こう」って。
しかも配給会社がまた同じA24だなんて!!観るしかねぇ!って
元々、A24はハリウッドで大手制作会社で予算が立たない様な脚本を拾い上げて映画にするようなスタジオなのですが
とにかく作品に昇華させるのが上手い。そして、この脚本を作ったアリアスター何者ぞ!ってな感じで。
※ここまで飛ばしてくれて大丈夫です。
ということで、話を戻しますけど。
ミッドサマーを公開前から楽しみにしてた人種は、多分同士だなって。ちょっとした変態臭がするぜってね。
メッセージやりとりする中で映画が好きなのは良くわかって
会ってみたいって思ったんですね。
実際会って話をすると盛り上がる盛り上がる
相手の口から「アポカリプトが最高」って聞いて笑っちゃいました。
(マヤ文明が滅びる過程を描いた、血みどろ映画です。)
ととにかく楽しい時間ではあったんですが、
ただ話して初めて判明したのが
家遠っ
お相手の方も結構無理して来てい頂いたみたいで…
場所が遠いもんで、当然終電も早いし。
千葉って広いんですね…。
とりあえず、また会いましょうと言ってみたものの
次の予定はかなり先になりそうでした。むむむ。
ただ、もう一度会いたいと思ってたので、約束は取り付けて
その日は帰宅しました。
その、帰り道LINEを見ると
アプリで最初に会った人(マッチングアプリ体験記①参照)から
「今度ランチ行きましょうね!」
っと。
おっ。繋がり始めたぞ。
っとほくそ笑みながら、また次週のアポを楽しみにしているのでした。
続く。